用途

　　石油精製装置、石油化学装置、火力発電装置、原子力発電装置などの機器に用いられ

　　るASTM A ３ ８ ７Gr． ２ ２ 、 JIS SCMV ４ などの溶接。

　　使用特性

　　２ ． ２ ５ ％Cr-１ ％Mo系溶着金属が得られる低水素系全姿勢溶接棒で、それぞれ次のよう

　　な特性を有しています。

　　CMA-106:最も標準的な２ ． ２ ５ ％Cr-１ ％Mo鋼用溶接棒で、心線から主な合金元素を

　　添加しています。

　　CMA-106N:心線から主な合金元素を添加するタイプで、衝撃値が良好で、焼もど

　　し脆化感受性の低い溶接棒です。

　　なお、２ ． ２ ５ ％Cr-１ ％Mo鋼用としてはこの他にCMB-105、 CMB-108があり、それ

　　ぞれの使用特性および性能の一例を２ １ ４ ページに示します。

　　作業の要点

　　①予熱?パス間温度:２ ０ ０ ～３ ５ ０ ℃

　　②溶接後熱処理温度:６ ８ ０ ～７ ３ ０ ℃

　　③２ ０ ４ ページを参照してください。

　　※ 熱処理＋ステップクーリング脆化熱処理

　　銘柄 C Si Mn P S Cr Mo

　　CMA-106 ０ ． ０ ７０ ． ３ ４０ ． ６ １０ ． ０ ０ ６０ ． ０ ０ ４２ ． １ ００ ． ９ ６

　　CMA-106N ０ ． １ １０ ． ３ ３０ ． ８ １０ ． ０ ０ ５０ ． ０ ０ ２２ ． ２ ８０ ． ９ ８

　　棒径mm ２ ． ６３ ． ２４ ． ０５ ． ０６ ． ０

　　棒長mm ３ ０ ０３ ５ ０４ ０ ０４ ０ ０４ ０ ０

　　電流範囲

　　A

　　下向 CMA-106 ５ ５ ～８ ５９ ０ ～１ ３ ０１ ４ ０ ～１ ９ ０１ ９ ０ ～２ ４ ０２ ４ ０ ～３ ０ ０

　　CMA-106N ５ ５ ～８ ５９ ０ ～１ ３ ０１ ４ ０ ～１ ９ ０１ ９ ０ ～２ ４ ０２ ４ ０ ～３ ０ ０

　　立向

　　上向

　　CMA-106 ５ ０ ～８ ０７ ５ ～１ １ ５１ ０ ０ ～１ ６ ０－ －

　　CMA-106N ５ ０ ～８ ０７ ５ ～１ １ ５１ ０ ０ ～１ ６ ０－ －

　　銘 柄 熱処理 ５ ５ ０ ℃×１ ０ ０ ０ h

　　CMA-106 ７ ２ ０ ℃×１h １ ８ ０ N／mm２

　　CMA-106N ６ ９ ０ ℃×２ ７ h１ ３ ０ N／mm２

　　銘柄 試験温度

　　℃

　　０ ． ２ ％耐力

　　N／mm２

　　引張強さ

　　N／mm２

　　伸び

　　％

　　吸収エネルギー

　　J

　　熱処理 試験温度

　　℃

　　熱処理の

　　まま SR＋SC※

　　CMA-106 常温 ６ ３ ０７ ３ ０２ ２０ １ ２ ０ －６ ９ ０ ℃

　　×１h ４ ５ ０５ ２ ０５ ８ ０１ ７－ － －

　　CMA-106N 常温 ５ １ ０６ ５ ０２ ８－３ ０ １ ２ ０１ １ ０ ６ ９ ０ ℃

　　×８h ４ ５ ０４ ３ ０５ １ ０２ ０－ － －

　　CMA-106

　　CMA-106N