用途

　　高温?高圧ボイラ、化学工業、石油精製工業に用いられる０ ． ５ ％Mo鋼の溶接。

　　使用特性

　　０ ． ５ ％Mo系溶着金属が得られる低水素系全姿勢溶接棒で、それぞれ次のような特性

　　を有しています。

　　CMA-76:標準的な０ ． ５ ％Mo鋼用溶接棒で、心線に０ ． ５ ％Mo鋼を使用しています。

　　CMB-76:心線に軟鋼を用い被覆剤から合金元素を添加しており、良好な作業性を

　　示します。

　　作業の要点

　　①予熱?パス間温度:１ ０ ０ ～２ ０ ０ ℃

　　②溶接後熱処理温度:６ ２ ０ ～６ ８ ０ ℃

　　③２ ０ ４ ページを参照してください。

　　CMA-76

　　CMB-76

　　CMA-76およびCMB-76

　　JIS Z ３ ２ ２ ３DT １ ２ １ ６

　　AWS A ５ ． ５E ７ ０ １ ６ -A １

　　０ ． ５ ％Mo鋼用銘柄 C Si Mn P S Mo

　　CMA-76 ０ ． ０ ６０ ． ４ ９０ ． ７ ９０ ． ０ ０ ９０ ． ０ ０ ２０ ． ４ ９

　　CMB-76 ０ ． ０ ７０ ． ４ ６０ ． ７ ７０ ． ０ １ １０ ． ０ ０ ４０ ． ５ ３

　　銘柄 試験温度

　　℃

　　０ ． ２ ％耐力

　　N／mm２

　　引張強さ

　　N／mm２

　　伸び

　　％

　　吸収エネルギー

　　J 熱処理

　　CMA-76

　　常温 ５ ５ ０６ ３ ０２ ９２ １ ０ ６ ２ ０ ℃× １ h

　　４ ５ ０４ １ ０５ ３ ０２ ２－

　　CMB-76

　　常温 ５ ４ ０６ ２ ０２ ８２ ０ ０ ６ ２ ０ ℃× １ h

　　４ ５ ０４ ０ ０５ ３ ０２ ２－

　　銘 柄 熱処理 ５ ０ ０ ℃×１ ０ ０ ０ h

　　CMA-76 ６ ２ ０ ℃×１h ３ ６ ０ N／mm２

　　CMB-76 ６ ２ ０ ℃×１h ３ ５ ０ N／mm２

　　
溶着金属の化学成分の一例（％）

　　
溶着金属の機械的性質の一例

　　
クリープラプチャー強度の一例